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PS5 初週販売台数は11万8085台 タイレシオ0.51!
11月12日に発売された、ソニーの次世代機プレイステーション5。ファミ通の調査発表によると、PS5の初週販売台数はノーマル版が103901台、デジタルエディションが14184台、合計で118085台だったという事です。ちなみに同週のSwitchは116267台なので、わずかながらPS5が上回る結果となりました。この数字は、初週だけは何とかPS5を勝たせようとするファミ通の忖度のようにも感じます。
https://www.famitsu.com/news/202011/18209693.html

事前に噂されていた通り、PS5の初回出荷数はおよそ10万台でした。大抵の新ハードは、初週販売台数が概ね30万台強である事を踏まえると、PS5の出荷数は相当少ない事が分かります。
新ハード 発売初週販売台数
PS388443 
Wii371936 
3DS371326 
Vita321407 
WiiU308570 
PS4322083 
Switch330637 
PS5118085 
※ファミ通調べ

実際PS5は極度の品薄に陥っており、ヤフオクやメルカリなどでは定価の2倍近い10万円程度の値段で取引されていました。この状況から推察すると、初週販売台数11万台の半数以上は転売目的で購入されていると思われます。

この説の裏付けとして、ソフト販売数が本体売上に対してあまりにも少ない事が挙げられます。ファミ通発表のソフト週間販売本数ランキングを見ると、PS5ソフトで最も売れた「マーベル スパイダーマン MM」ですら販売本数は18640本で、その他TOP30までのPS5ソフトを合計してもわずか52861本しかありません。タイレシオ(ハード1台あたりのソフト装着率)は0.51という、あり得ないレベルの低い数字となっています(本体台数はデジタルエディションを除いて計算)。

PS5ソフト 初週販売データ
ソフト販売数
マーベル スパイダーマン MM18640 
デモンズソウル18607 
Call of Duty : BOCW6045 
GOD FALL5342 
アサシンクリード ヴァルハラ4227 
リビッツ!ビッグ・アドベンチャー不明 
デビルメイクライ5不明 
NBA 2K21不明 
合計52861 
※ファミ通TOP30外のソフト販売数は不明です(2904本以下)

通常、新ハードの購入者は最低一本はソフトも買いますから、タイレシオは1以上になるのが当然です。それが0.51というのは、半数のユーザーが本体しか買っていない異常事態です。しかも、ソフトを複数購入しているコアなユーザーもいるはずなので、実際は半分どころか6~7割は一本もソフトを買っていない計算になります。まあ、ソフトはダウンロード版を購入している(ファミ通集計に含まれない)ユーザーもいるでしょうが、それを踏まえたとしても、PS5購入者の大半はゲームに興味の無い転売屋である事は疑う余地がありません。

参考までに、歴代の新ハード発売時のソフト販売数を一覧にしてみました。
新ハード 発売初週 ソフト販売本数
ハードローンチソフトTOP3販売本数
PS3
(88443台)
リッジレーサー730318 
機動戦士ガンダム TiS30051 
RESISTANCE15741 
Wii
(371936台)
Wiiスポーツ176880 
はじめてのWii171888 
ゼルダの伝説 TP145068 
3DS
(371326台)
レイトン教授と奇跡の仮面117859 
nintendogs + cats68973 
戦国無双クロニクル43044 
Vita
(321407台)
みんなのGOLF651577 
アンチャーテッド43042 
真・三國無双 NEXT32044 
WiiU
(308570台)
NewスーパーマリオU170563 
モンスターハンター3G HD110149 
Nintendo Land78461 
PS4
(322083台)
龍が如く 維新!73086 
バトルフィールド426878 
Killzone : Shadow Fall25978 
Switch
(330637台)
ゼルダの伝説BoW193060 
1-2-Switch82392 
スーパーボンバーマンR39609 
PS5
(118085台)
マーベル スパイダーマン MM18640 
デモンズソウル18607 
Call of Duty : BOCW6045 
※PS4のローンチタイトルで最も販売本数が多いのはKnackの322083本ですが、これは全ての本体に同梱されているソフトなので除外しています。

任天堂ハードは、初週販売本数10万本を超えるローンチタイトルが必ず存在しています。つまり「このソフトを遊びたいからハードを買う」という流れを上手く作り出す事で、好調なスタートダッシュに繋げているのです。

一方、PSハードは初週で10万本以上売れるローンチタイトルが全くありません。任天堂と違って自社ソフトが貧弱なソニーは、ハードの普及をサードパーティーに丸投げするのが恒例です。しかしPS5は、そんなソニーのソフトが売上1位・2位になっており、サードパーティーが全く力を入れていない事が分かります(正にVita)。ハードの初期出荷数の少なさ・転売屋の横行・ソフトラインアップの不足、これらが重なった事で、かつてない酷いタイレシオが生まれてしまったのです。

ゲーム業界の歴史を見ても、スタートでコケたハードがその後挽回したケースはほぼありません。サードパーティーは普及の進まないハードでの発売を敬遠するので、売れないハードはソフト不足で更に売れなくなるという、負のスパイラルに陥るためです。任天堂ならば、自社のビッグタイトルで調子を上向かせられる可能性はありますが、サードパーティーに依存するソニーが、自力で流れを変える事は絶対に無理です。

そもそも、充分な数を用意出来ないままPS5の発売に踏み切った、ソニーの販売戦略には大きな疑問を感じます。おそらく世界市場でライバルXboxSXに対抗するため、発売時期を遅らせる事が出来なかったのだと思います。とはいえ、日本のXbox市場は元々存在しないも同然であり、わざわざ発売時期を被せる必要は無かったはずです。

いくら頑張ってもSwitchには敵わないですし、どれだけ手を抜いてもXboxSXに負けないという情勢を踏まえれば、日本のPS5の発売は生産体制が整うまで延期した方が良かったのではないでしょうか(実際PS4は日本の発売がアメリカの3ヵ月遅れでした)。PS5は2週目以降の出荷数も相当少ないようですし、発売時期の見極めを誤った事は、今後も大きく影響する気がします。

しかもネット上では、PS5のフリーズやエラー落ちなどの不具合報告が相次いでいます。これはXboxSXの性能に対抗するため、GPUをオーバークロックさせる無茶な設計を行った弊害とも言われています。ただでさえ転売が横行していて、正規のユーザーに渡ったPS5は数少ないのに、これだけ不具合が多発しているようでは、一体まともに稼動している本体はどれだけあるのか、想像するのも恐ろしいです。

ちなみに、マイクロソフトが11月10日に発売した次世代Xboxの初週販売台数は、SXが16247台、SSが4287台、合計20534台という事です。筆者の事前予想では3~5万台だったので、思ったよりも勢いが無かったという印象です。PS5もXboxSXもスタートに躓いた事で、今後も日本市場はSwitchの一強が続くでしょう。
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