ライバルはドリームキャストとワンダースワン PS5ついにタイレシオ0に! |
ファミ通は、PS5の発売4週目の販売データを発表しました。ハード販売台数はノーマル版が7514台(4週合計17万1952台)、デジタルエディションが4379台(4週合計41376台)、合計が11893台(4週合計21万3328台)との事です。発売4週目にして4桁落ち目前という体たらくは、中々衝撃的です。 https://www.famitsu.com/news/202012/10211002.html
近年のゲームハード(Wii・3DS・Vita・WiiU・PS4・Switch)は、いずれも発売初週で30万台以上売れていました。これらと比較すると、PS5が4週で20万台強しか売れていないのは情けないです。もちろん、PS5の売れ行きの悪さは出荷数の少なさが原因であって、潜在的な需要は30万以上あるはずです。とはいえ、新ハード発売直後の年末商戦に、ハードを充分用意出来なかった事自体が、ソニーの大きな失態です。
なお、歴代でPS5と同程度のスタートだったハードはドリームキャストとワンダースワンです。
| PS5 | DC | WS | 1週目 | 118085 | 101490 | 102655 | 2週目 | 42891 | 31576 | 51357 | 3週目 | 40459 | 27995 | 23192 | 4週目 | 11893 | 42024 | 31868 | 4週累計 | 213328 | 203085 | 209072 |
まさかこれら負けハードと同レベルとは、PS5のスタートダッシュは大コケしたとしか言いようがありません。そして、立ち上げにつまずいたハードが復調して市場を制覇した例が無い事からも、PS5の失敗は最早決まったも同然です。
そのハード以上に危機的状況なのがソフト売上です。PS5は発売初週のタイレシオ(ハード1台当たりのソフト装着率)がわずか0.51しかありませんでした。つまり、ハード購入者の2人に1人しかソフトを買わなかった(おそらく残りの半数は転売目的)という事になります。通常、ゲームハードを購入した人は最低一本はソフトを買うので、タイレシオは1を超えるのが当然です。ゆえに、PS5の0.51というタイレシオは、本来あり得ない数字なのです。
そしてPS5ソフトは、発売4週目のファミ通ゲーム販売本数ランキングTOP30に1本もランクインしませんでした。これにより、PS5の4週目のタイレシオは 0 になりました。2人に1人どころか、最早誰もソフトを買っていないという異常事態です。 https://www.famitsu.com/ranking/game-sales/ ※ファミ通TOP30のページは毎週更新されるので、リンク先は12月18日午前11時までにご確認下さい。
実際には、30位以下でわずかな本数は売れているはずですし、ソフトはダウンロード版(ファミ通集計に含まれない)を購入しているユーザーもいるので、厳密にタイレシオが0という訳ではないでしょう。しかしこうした点を踏まえても、PS5のソフト売上が壊滅的状況である事は疑う余地がありません。
ハードの多くが転売されていたとしても、転売屋から購入したユーザーはその後ソフトを買うはずなので、普通ならばタイレシオが極端に低くなる事はないはずです。むしろ、わざわざ転売屋から高額でハードを買うユーザーは、それだけ遊びたいソフトがあるからであって、タイレシオは高くなるのが自然ではないでしょうか。にも関わらず、PS5はハード売上に対してソフトがさっぱり売れていないという、ムチャクチャな市場になっているのです。
これは転売屋の数が相当多いのか、それともファミ通のハード販売データが間違っている(ソニーへの忖度?)のでしょうか。いずれにせよ、こんな酷い売上を見れば、PS5でソフトを発売するサードパーティーはいなくなると思われます。
ちなみに、Switchのローンチタイトルであるゼルダの伝説BoW(2017年3月3日発売)は、ファミ通の週間販売ランキングTOP30圏外になった事は一度もありません。Switchが発売直後から勢い良く売れ続けたのは、ゼルダBoWの功績が大きかった事は間違いないです。発売から3年半以上一度もランク落ちしていないゼルダ、発売からわずか4週で全てランク外になったPS5ソフト、このローンチタイトルの差が、ハードの成否を決定付けたと言っても過言ではないでしょう。
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