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独占ローンチ0本に! PS5を牽引するソフトはある?
いよいよ2週間後に発売が迫った、ソニーの次世代機プレイステーション5。先週の記事では、PS5のローンチソフト(本体と同日発売)がショボイという事について書きました。
http://gametabloid.blog.fc2.com/blog-entry-2294.html

ソフトラインアップが全く日本人向けでない事に加え、他機種とのマルチタイトルばかりで、わざわざ高いお金を出してPS5本体を買う価値があるのか、甚だ疑問です。そんな中、PS5のローンチソフトに関して更なるバッドニュースが舞い込んできました。ソニーが11月12日に発売を予定していた「デストラクションオールスターズ」が、2月に延期(しかもPS Plus会員向けに無料配信)となる事が発表されたのです。
https://blog.ja.playstation.com/2020/10/27/20201027-destructionallstars/

デストラクションオールスターズは、PS5のローンチで唯一の独占タイトルでした。それが発売延期されたという事は、つまりPS5でなければ遊べないソフトは0本になったという事です。まあ、そもそもデストラクションオールスターズに期待してPS5を買う人はほとんどいなかったと思いますが、それでも新ハードの発売時に独占タイトル無しというのは、あまりにも酷いと言わざるを得ません。

こうした残念な状況に陥ったのは、ソフト開発費の高騰が原因です。新ハードの発売直後は本体がまだ普及していないため、ソフト売上はあまり程期待出来ません。昔のように、ソフト開発費がある程度安い頃ならば、新ハードに独占タイトルを出す事のリスクはそれ程高くはありませんでした。しかし近年は、ハード性能の向上に伴って開発コストは膨れ上がっており、特にPS5の大作ソフトは1本当たり300億円近く掛かると見込まれています。

こうしたリスクを軽減するため、ソフトメ-カーは新ハード発売初期のソフトは他機種とのマルチ展開にして、少ない売上をカバーするという戦略を行う事が通例になっています。ですがユーザーの立場からすれば、他機種でも遊べるソフトばかりでは、わざわざ新ハードを買う意味がありません(グラフィックが多少綺麗になる程度では魅力に乏しい)。結局のところ、マルチタイトルの増加は次世代機の普及ペースが遅くなるという、マイナスの影響も大きいのです。

サードパーティーがリスクを恐れて、PS5に独占タイトルを出さないのはある意味仕方ない事ですが、ハードメーカーであるソニーのソフトすら独占ではない(PS4やPCとのマルチ)というのが情けないです。この期に及んで、自社ソフトでハードを牽引する気が無いソニーの体質には呆れるばかりです。任天堂が新ハード発売初期から自社の主力ソフトを独占で発売して、好調なスタートダッシュに繋げる事とは対照的です。

任天堂とソニーの違いを比較するため、新ハードから1年(52週)以内に発売された任天堂及びソニーソフトのミリオン達成数の一覧表を作成しました(ハードを大きく牽引するには100万本程度の売上が必要と判断)。

ハード発売1年目の自社ソフトミリオン数
メーカーハードミリオン
任天堂ファミコン5
ゲームボーイ3
スーパーファミコン1
ニンテンドウ642
GBアドバンス0
ゲームキューブ1
DS5
Wii4
3DS2
WiiU1
Switch4
ソニーPS11
PS20
PSP0
PS30
Vita0
PS40

※データは基本的にファミ通の推定販売数ですが、ファミコン・ゲームボーイ・スーパーファミコン・PS1はメーカー発表の出荷本数を参照しています。
※基準はあくまでソフトの発売日であり、100万本の達成が1年以上後の場合でもカウントします。
※ファーストのソフト開発力の比較なので、サードパーティーのミリオンは含んでいません(そもそもほとんど無い)。
※当記事の最後にミリオンソフトの詳細を掲載しています。

調査する前から予想出来ていましたが、やはり任天堂とソニーでは初期のハード牽引力に雲泥の差がありました。任天堂はゲームボーイアドバンスを除いて、全てのハードで1年目からミリオンソフトを出しています。特に、スーパーマリオワールド(スーパーファミコン)やWiiスポーツ(Wii)など、ローンチソフトでのミリオンが多数あるのが素晴らしいです。「このソフトを遊びたいからハードを買う」という明確な流れが出来ているからこそ、任天堂ハードは発売初期から勢い良く売れ続けるのでしょう。

一方、ソニーソフトはハード牽引力がほとんど無いです。1年目のミリオンタイトルはPS1のアークザラッドのみで、PS2以降には全くありません(一応サードパーティーを含めばPS2でカプコンの鬼武者が達成)。つまり、PSハードの初期は本体を買いたいと思える有力タイトルがほとんど発売されていないという事です。

実際、PSシリーズは任天堂機に比べて発売初期の普及ペースが極めて遅いです。以下は、主要ハードの累計販売台数100万台達成までに掛かった期間の一覧表です。

新ハード累計100万台達成週
ハード発売月100万台
GBA3月3週目
GC9月17週目
DS12月4週目
Wii12月6週目
3DS2月13週目
WiiU12月34週目
Switch3月17週目
PS23月5週目
PSP12月14週目
PS311月36週目
Vita12月50週目
PS42月49週目


これを見れば分かる通り、任天堂ハードは100万台達成までのペースが早いです。WiiUこそ34週と遅いものの、それ以外のハードは17週(約4ヶ月)以内に100万台を達成しています。前述の通り、任天堂は初期から自社の主力タイトルを発売する事で、勢い良くハードを普及させる事に成功しているのです。それに対し、PSシリーズは新ハードの立ち上げに苦戦しがちです。DVD再生機としての需要が高かったPS2は別格ですが、VitaやPS4は100万台達成に1年近く掛かっているのです。

PS5はこれまでのPSハード以上にソフト不足で、ハード価格も高く(税込み約55000円)、しかも日本への出荷数が極めて少ないという噂もあるので、おそらく過去最低の普及ペースになる事が予想されます。自社ソフトでハードを牽引する力の無いソニーが、サードパーティーからも敬遠される(上記の通り独占ソフトを出し辛い)事になれば、一体どれだけ悲惨な状況になるのか、考えるだけでも恐ろしいです。

1年目ミリオンソフト詳細(★はローンチソフト)

◆ファミリーコンピュータ 1983/07/15
麻雀 1983/08/27 213万本
マリオブラザーズ 1983/09/09 163万本
ベースボール 1983/12/07 235万本
テニス 1984/01/14 156万本
ゴルフ 1984/05/01 246万本

◆ゲームボーイ 1989/04/21
スーパーマリオランド 1989/04/21 419万本★
役満 1989/04/21 128万本★
テトリス 1989/06/14 424万本
(魔界塔士Sa・Ga 1989/12/15 110万本 スクウェア)

◆スーパーファミコン 1990/11/21
スーパーマリオワールド 1990/11/21 355万本★
(ファイナルファンタジー4 1991/07/19 143万本 スクウェア)

◆ニンテンドウ64 1996/06/23
スーパーマリオ64 1996/06/23 192万本★
マリオカート64 1996/12/14 224万本

◆ゲームキューブ 2001/09/14
大乱闘スマッシュブラザーズDX 2001/11/21 151万本

◆DS 2004/12/02
スーパーマリオ64DS 2004/12/02 129万本★
さわるメイドインワリオ 2004/12/02 126万本★
nintendogs 2005/04/21 212万本
脳を鍛える大人のDSトレーニング 2005/05/19 396万本
(たまごっちのプチプチおみせっち 2005/09/15 111万本 バンダイ)
おいでよ どうぶつの森 2005/11/23 533万本

◆Wii 2006/12/02
Wiiスポーツ 2006/12/02 379万本★
はじめてのWii 2006/12/02 290万本★
マリオパーティ8 2007/07/26 156万本
スーパーマリオギャラクシー 2007/11/01 103万本

◆3DS 2011/2/26
スーパーマリオ 3Dランド 2011/11/03 211万本
マリオカート7 2011/12/01 286万本
モンスターハンター3G 2011/12/10 159万本

◆SWITCH 2017/03/03
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド 2017/03/03 167万本↑★
マリオカート8 デラックス 2017/04/28 323万本↑
スプラトゥーン2 2017/07/21 359万本↑
スーパーマリオ オデッセイ 2017/10/27 214万本↑



◆PS 1994/12/03
アークザラッド 1995/06/30 111万本

◆PS2 2000/03/04
(鬼武者 2001/01/25 110万本 カプコン)



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