昨日の記事では、家庭用ゲーム市場規模の縮小について記述しました。
 改めて、近年はものすごい勢いで市場規模が縮小している、危機的な状況であることがわかります。 とはいえ個人的には、2017年の市場規模は昨年よりも多少は上回るのではないかと予想しています。
2016年のミリオンタイトルは、約300万本を販売したポケモン サン/ムーンと、 130万本以上を販売した妖怪ウォッチ3 スシ/テンプラの2作しかありません。
一方、今年はドラクエ11が発売からわずか1ヶ月で300万本を達成しそうな程に好調ですし、 モンハンXXは既に150万本以上を販売しています。 それに加え、スプラトゥーン2も100万本間近ですし、 11月に発売されるポケモン ウルトラサン/ムーンもミリオンヒットは確実なので、 少なくとも4作はミリオンタイトルが生まれると思われます。
こうして比較すると、ソフト売上げの上位は明らかに今年の方が上回っています。 もちろん、ミリオンタイトルの数だけで市場規模が決まるわけではありませんが、 ヒット作が多ければ、それだけ市場も勢い付いて、他のソフトにも好影響を及ぼすことが期待出来るでしょう。
何より、今年はSwitchの盛り上がりが大きいです。 Switchは発売からこれまでの約半年間、ずっと品薄が続いている程に人気を博しています。 昨年はPS4の普及が随分と進みましたが、小型軽量化されたSlimの発売は9月、 ハイエンドモデルのProの発売は11月と遅かったので、、2016年のハード市場規模にはそこまで影響していません。 それに対し、Switchは3月という早いタイミングで発売されているので、 年間のハード売上げにかなり貢献しているはずです。
これらを総合的に踏まえると、今年の市場規模が昨年を上回る可能性は充分あると考えられます。 むしろ、これだけ好条件が揃っている今年でダメなら、もう今後も無理だと思います。 10年連続の縮小とはならないように、2017年こそは市場規模拡大となることを願っています。
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