本日は8月31日、夏休み最後の日です(最近の学校は昔と比べて1週間ぐらい夏休みが短いところも多いようですけど)。 筆者の学生時代の8月31日といえば、ほとんど手をつけていなかった宿題を終わらせるために四苦八苦していたものです。 夏休みの初日には、計画的に宿題をやろうと予定を立てたりもするのですが、 そのスケジュール通りに進んだことなんて一度たりともありませんでした。
こうした予定通りに物事が進まないというのは、ゲーム業界でもしばしば見受けられる現象です。 例えばドラゴンクエストのナンバリングは、これまで10タイトルが発売されていますが、 その中で一度も延期せずに発売に至ったのは、8と10のわずか2作しかありません。 ドラゴンクエストに限らず、ゲーム業界ではソフトの発売延期は日常茶飯事です。
確かに、計画通りにやれば終わる夏休みの宿題と、 予期せぬバグ修正などで遅れが出る場合もあるゲーム開発を一緒にするのは、少々強引でしょう。 とはいえ、これだけ頻繁に発売延期されることがまかり通っている業界は、他にないと思います。 ゲーム開発は予定通りに進まないことが多いのですから、 そうしたトラブルが起きることも想定して発売日を決定すべきではないでしょうか。
無茶なスケジュールを立てることで、発売延期は頻出しますし、 また、何とか発売日に間に合ったとしても、作りこみが甘くてクオリティの低い作品になってしまう可能性は高いでしょう。 そんな無茶を繰り返してきたことが、ゲーム市場の衰退の一因ではないでしょうか。
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