今週の木曜日、ついに日本でもマイクロソフトのXboxOneが発売となります。 任天堂のWiiU、SCEのPS4に続いて、これで据え置きハード3種が全て次世代機に移行することになります。 ただ残念ながら、XboxOneが日本で成功する可能性は限りなくゼロだと思われます。 別に筆者は、XboxOneに失敗してほしいと願っているわけではありませんが、 どこをどう考えても、明るい未来が見えないというのが正直なところです。
前世代機Xbox360は、PS3やWiiといったライバルよりも1年先行して発売されており、 また、ハード性能が最も高いといったアドバンテージがありました。 それに対し、XboxOneは最後発の上、性能もPS4に劣ると言われていますし、 価格が約5万円(kinectなしでも約4万円)と高額なのも問題です。 条件的に有利だったXbox360ですら、普及はさっぱり進まなかったのですから、 それより辛い状況でのスタートとなるXboxOneが上手くいくとは、とても思えません。
そして、Xbox、Xbox360と、二世代にわたって失敗してきたという負のイメージは未だに払拭されていません。 初代Xboxで発売されたソフトは洋ゲーばかりで、多くのユーザーから敬遠されてしまいました。 その後継機Xbox360のソフトは、PS3とのマルチタイトルが多く、ラインアップはかなり充実しているのですが、 大半のユーザーはPS3版を選択しており、Xbox360版は見向きもされていないというのが実情です。 XboxOneのソフトも、多くがPS4とのマルチタイトルですので、結果は前世代と同様になりそうです。
何より、コンシューマーゲーム市場の縮小ぶりが痛いところです。 かつてはゲーム市場を制覇していた任天堂やSCEですら苦戦している現状で、 碌な実績がないマイクロソフトが活躍出来るはずもありません。 おそらくXboxOneは、360(約160万台)や、初代(約50万台)をも下回る、歴代最低の売上げに終わってしまうでしょう。
ちなみに、Xboxの初週販売台数は約12万台、Xbox360は約6万台でした。 XboxOneのローンチに、ハードを牽引するような有力タイトルは見受けられないことを考えると、 初週販売台数は3万台前後と予想します。
しかし、発売直前なのに、未だにテレビCMを見たことがないのですが、実際放送はされているのでしょうか? 何にせよ、XboxOneはアピールが足りなさすぎです。 このマイクロソフトのやる気のなさが、日本でXboxが売れない最大の理由だと思います。
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