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ドラクエがXboxで発売! 海外市場獲得へ
本日行われたマイクロソフトのオンラインイベント「Xbox Games Showcase」にて、昨年スクウェア・エニックスがSwitchで発売した「ドラゴンクエスト11S」のXboxOneへの移植が発表されました。発売は今年の12月4日で、価格は4980円、Xboxゲームパスにも対応しているという事です。また11Sは、PS4とPC版の発売も明らかになっています(ただしPS4版は無印からのアプデ対応は無いので買い直しです)。
https://www.dq11.jp/s/pf/index.html

Xboxでドラクエ関連作が発売されるのは史上初です。ドラクエは、日本ではほぼ毎回300万本以上売れる大ヒットタイトルですが、海外では人気・知名度ともに低いです。そしてXboxは、海外でそれなりに普及しているものの、日本ではさっぱり売れていません。つまり、ドラクエとXboxは互いの長所が相反する最悪の関係性なのです。そんなドラクエが、既存作品の移植とはいえ、まさかXboxで展開される日が来るとは驚きました。しかし、これも近年のゲーム業界事情を踏まえると、仕方が無い流れと言えるかもしれません。

ここで、歴代のドラクエナンバリングタイトルの販売本数を振り返ってみます。
歴代ドラクエシリーズ累計販売本数(万本)
タイトルハード発売日販売本数
ドラクエ1ファミコン1986/05/27150
ドラクエ2ファミコン1987/01/26240
ドラクエ3ファミコン1988/02/10380
ドラクエ4ファミコン1990/02/11310
ドラクエ5SFC1992/09/27280
ドラクエ6SFC1995/12/09320
ドラクエ7PS2000/08/26389
ドラクエ8PS22004/11/27353
ドラクエ9DS2009/07/11415
ドラクエ10Wii・WiiU 他2012/08/02100↑
ドラクエ113DS・PS42017/07/29311
※1~6まではメーカー発表の出荷本数、7以降はファミ通集計の販売データを参照しています。

前述の通り、ドラクエシリーズはほぼ毎回300万本以上売れており、最新作の11も311万本(Switchの11Sを含めると360万本以上)を販売しています。近年はゲーム市場の縮小が続いており、大半のソフトは売上を落としていますが、そんな状況でも300万本以上をキープしている、ドラクエ人気は未だ健在と言えるでしょう。

しかし、ハード性能の進化に伴って、ゲームソフトの開発費は大幅な増加傾向にあります。つまり、販売本数は同じ300万本でも、ファミコン時代と近年ではスクエニの利益は大きく違っているのです。特に11は、3DS版とPS4版でグラフィックが全く異なる(他に細かなおまけ要素なども違いがある)ため、開発コストはこれまでとは比較にならない程増えたと推測されます。また1~2年毎に新作が発売されていたファミコン時代と違い、近年は4~5年程度掛かっているので、1作当たりの利益は以前と比較して相当減少しているはずです。これらの点を踏まえると、11の販売本数はスクエニにとって物足りない結果だったのかもしれません。

こうした状況を改善すべく、スクエニが打ち出した方針が、ドラクエのXboxへの展開です。当然ながら、これは日本でのXboxユーザーに期待しているのではなく、世界市場でドラクエを売るための戦略です。海外で売れていない事はドラクエ最大の弱点であり、同じスクエニ作品で比較すると、その問題は一目瞭然です。
タイトル日本販売数世界販売数日本比率
ドラクエ11311万本550万本56.5%
ファイナルファンタジー15104万本890万本11.7%
ニーア オートマタ40万本450万本8.9%
※日本販売数はファミ通データ(ダウンロード版含まず)、世界販売数はメーカー発表の出荷数+ダウンロード数です。

日本でのドラクエ11の売上はFF15のおよそ3倍です。しかし、世界全体ではFF15の方が1.5倍売れているのです。また、ニーアのようにまだそれ程ブランドが確立していない作品でも、世界全体で見ればドラクエと100万本しか差が無いレベルです。かなり不甲斐なく見えますが、実はこれでも、歴代のドラクエで最も世界販売本数が多いのが11です。今までドラクエが海外展開に本腰を入れてこなかった(やろうとしたが上手く行かなかった)事は、大きな失態だったと言えるでしょう。

ドラクエをXboxで発売するメリットとしては、ゲームパスに対応している点が挙げられます。Xboxゲームパスは、マイクロソフトがXboxOne及びパソコンで展開しているサブスクリプションサービスで、月額850円(海外は多少価格の違いあり)を支払う事で、対象のゲームをダウンロードして遊び放題になるという仕組みです。海外で人気の低いドラクエは、そもそも知られていない&遊ばれていないので、たとえ内容が面白かったとしても、中々売上に繋がらないという問題があります。これがゲームパスの対象となる事で、とりあえずプレイしてみるユーザーは格段に増えると思われます。

とはいえ、ドラクエが海外で受け入れられるのは容易ではなさそうです。これまでドラクエが海外でヒットしなかったのは、コマンドバトル形式の戦闘が古臭いと思われていた事が理由の一つです。ドラクエシリーズは、アクションが苦手な人でもコツコツレベルを上げればクリア出来るという方針を貫いているため、今でもコマンドバトルを採用しているのです。日本人をターゲットにするならこの選択は正しいのでしょうが、海外市場を狙う場合の成功は難しい気がします。

なお、1~9までのドラクエは、その時最も売れているハードで発売するという方針がありました。ですが、10以降は複数のハードで展開するように変わってきており、今回のXbox進出も加味すると、おそらく12以降もマルチ展開がメインになってくるのではないでしょうか。

ちなみに、カプコンのモンスターハンターシリーズも、かつてはドラクエと同じく、日本で人気だが海外では売れていないという傾向がありました。しかし、海外市場を狙ってPS4(など)で発売されたモンハンワールドは、世界累計で1600万本を超える大ヒットを記録、カプコンの歴代で最も売れたソフトとなったのです。ドラクエも海外進出を狙ってか、11はPS4でも発売されましたが、こちらは全く売れず、モンハンと大きく明暗が分かれた結果となりました。こうした苦い経験も、Xbox進出を決める後押しになったのかもしれません。

ただ、モンハンは海外を重視するあまり、携帯機(PSPや3DS)でなく据え置き機(PS4)をメイン展開するようになりました。そのため日本市場での売上は落ち込み、累計販売本数は約190万本と、全盛期の半分以下に終わっています。また、拡張コンテンツのアイスボーンは世界全体で500万本程度しか売れていない=ワールドユーザー1000万人以上が買わなかったので、モンハンが本当に世界的人気作になったと言えるのかは疑問です。カプコンにとって、モンハンワールドは大成功なのでしょうが、日本では不満に感じているモンハンユーザーは多いと思われます。

個人的に、ドラクエはモンハンのようになってほしくないです。もちろん、ドラクエが海外でも売れるなら喜ばしいですが、そのために日本のファンを切り捨てるような真似は絶対に止めてほしいです。今後のドラクエには、日本市場を重視しつつ、海外でも成功出来るように、良い意味での変革を願っています。

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ドラクエウォーク 1ヶ月の課金学は93億円
アメリカの調査会社「Sensor Tower」によると、先月配信が開始されたスクウェア・エニックスのスマホゲーム「ドラゴンクエストウォーク」の最初の1ヶ月間の課金額は93億円だったという試算を発表しました。この金額は、日本のスマホ位置情報ゲームとしては「ポケモンGO」の128億円に次ぐ第2位という事です。
参考:https://gamebiz.jp/?p=251001

スクエニの公式発表ではないので、実際の課金額とは異なる可能性がありますが、1ヶ月で93億円はものすごい金額です。比較対象として、2017年に家庭用ゲーム機で発売されたドラゴンクエスト11の売上金額は、3DS版が104億円(5980円×175万本)、PS4版が121億円(8980円×135万本)、合計で225億円です。つまり、ドラクエウォークはドラクエ11の累計売上のおよそ4割を、1ヶ月で得た事になります。厳密には、ドラクエ11は海外版(約50万本?)や先日Switchで発売された11S(現時点でおよそ40万本)の売上もありますが、これらを加えたとしても、そう遠くない内にドラクエウォークの売上が追い抜く事になるでしょう。

なお、スマホゲーム市場では課金額およそ1000億円程度で年間ランキングのトップになります。「ファミ通モバイルゲーム白書2019」のデータによると、2018年の課金ランキングは3位が「パズドラ」の487億円、2位が「FGO」の885億円、1位は「モンスターストライク」の933億円という事です。
https://www.famitsu.com/news/201902/06171527.html

ドラクエウォークが月間課金額90億円程度を維持し続けるならば、年間で約1100億円にもなります。ドラクエウォークは9月配信なので年間トップにはならないでしょうが、月間平均額ならば1位を獲得する可能性はありそうです。

ここで同じく、スクエニのスマホゲーム「星のドラゴンクエスト」との比較をしてみます。星ドラの内容を大雑把に説明すると、ドラクエウォークからウォーク部分を抜いたゲームで、これまでのスクエニのスマホゲームではおそらく一番のヒット作です。市場分析会社であるMobile Indexの調査によると、星ドラの2017年(配信開始は2015年)の課金額は156億円だったという事です。
参考:https://www.inside-games.jp/article/2018/06/25/115685.html

2017年末時の、星ドラのダウンロード数はおよそ1600万です。つまり、ユーザー1人当たりの月間平均課金額は81円です。一方、ドラクエウォークは先日800万ダウンロードを達成した事が発表されているので、1人当たりの月間平均課金額は1162円です。配信開始直後という事情の違いもありますが、ドラクエウォークユーザーは星ドラユーザーより14倍も課金しているという事になります。個人的に、ドラクエウォークのダウンロードペースについては、特に驚きはありません。ですが、課金額がここまで高くなるとは全く予想外でした。

こうなると、やはり配信時期が夏休みじゃなかった事がもったいなく感じます。9月配信でも充分な売上にはなっていますが、これが7~8月中に配信されていれば、今よりも更にダウンロード数や課金額は大きくなっていたのではないでしょうか。また、ユーザーレビューを見ると評判は決して良くないので、逆にもっと作り込んでから配信をスタートする戦略もあったように思います。

はたして、ドラクエウォークが今後もこのペースを維持していけるのか、注目です。

全く盛り上がらない? ドラクエウォーク
先日9月12日、スクウェア・エニックスのスマホゲーム「ドラゴンクエストウォーク」がついに配信開始となりました。ドラクエウォークは、スマホの位置情報機能を利用しており、実際に町中を歩き回って冒険するゲームです。その内容は、2016年に配信され大ヒットしたスマホゲーム「ポケモンGO」を彷彿とさせます。

しかし、6月に行われたベータ版体験会の評判が悪く、また配信時期が夏休みに間に合わないなど、スタート前から先行きに不安が漂っていました。そのため筆者は「最初は話題性で多くのユーザーがプレイするが、すぐに飽きられて過疎になる」と予想していました。まだ配信開始から1週間程度しか経っていないので、現時点でドラクエウォークの成否を判断するのは早計ですが、概ね筆者の予想通りになっていると感じます。

個人的に、ドラクエウォークのゲーム内容には色々問題があると感じています。その一つが、ガチャ課金要素が強すぎる事です。ポケモンGOにも課金要素はありましたが、それはお金を払うとより便利にゲームを進められるという範囲に止まっており、無課金ユーザーでも充分に楽しめる内容になっていました。しかしドラクエウォークでは、プレイヤーの強さは多少レベルを上げるよりも、如何に強い武器を装備しているかで決まります。その強力な武器を入手するためにはガチャを回すしかなく、課金はほぼ必須なのです。結局のところ、ドラクエウォークはスマホゲーによくある「pay to win」(お金をつぎ込んだユーザーが勝つ)のゲームであり、革新的な内容にはなっていないのです。

他に、ストーリーが単調すぎて面白みに欠けるという難点もあります。ドラクエウォークは、従来のドラクエシリーズのようなストーリーがあり、この点は収集が目的だったポケモンGOと大きく違います。ですが、そのストーリーは細かなクエストが繰り返されるだけで、ナンバリング作品のような重厚な物語はありません。単調なおつかいクエストばかり繰り返されると、ユーザーのモチベーションは続かないでしょう。

そして、筆者がドラクエウォークで一番気になった問題点は、肝である「歩く」必然性が無い事です。ポケモンGOは、町中に隠れているポケモンを探し出すという収集要素がメインだったので、実際に歩き回る事がゲームの面白さに直結していました。一方で、ドラクエウォークは物語を進めるために何故か歩く事を強いられているだけで、位置情報ゲームである意味が全く感じられないです。正直なところ、既存のスマホゲーである「星のドラゴンクエスト」に、歩く要素を追加しただけ(=クソゲー)という印象が強く、こんなゲームが長期的に遊ばれる未来は想像出来ません。これならばポケモンGOのように、街中にいるスライムやドラキーなどのモンスターを収集する事を目的にしたゲームにすべきだったと思います。

ところでスクエニの発表によると、ドラクエウォークは配信初日で100万ダウンロード、3日で300万ダウンロードを記録したという事で、中々のスタートダッシュとなっています。ですが、パッケージソフトであるドラクエ11も、発売初週(2日間)で約210万本を販売していたので、とりあえず無料で遊べるドラクエウォークの数字は、それ程すごいわけでもありません。

何より、ドラクエウォークは500万人以上が遊んでいる(9月19日に500万ダウンロードを達成)にしては、世の中の盛り上がりがさっぱり感じられないです。ポケモンGOの時は、まずアメリカなど海外での配信が始まりましたが、町中で大勢の人がポケモンを探して楽しんでいる様子は、日本のニュース番組などでも大々的に報じられていました。その後日本でも配信が始まると再びその報道は加熱し、世界全体で社会現象的なヒットが起きている事が感じられました。それに対し、ドラクエウォークはテレビのニュースでは全く見掛けません。配信日からこれまで、筆者は様々なニュース番組をチェックしてきましたが、ドラクエウォークについての報道は一度も見ませんでした。ドラクエウォークは日本限定のゲームという点を加味しても、ポケモンGOとの注目度の差は歴然です。

また、Twitterでもドラクエウォークのつぶやきはあまり多くないですし、ネットのトレンドワードで上位に食い込んだのも、配信直後だけでした。前述の通り、筆者はドラクエウォークは失敗に終わると思っていましたが、ここまで話題にならないとは予想外でした。「面白い!」という賞賛の声が多いわけでもなく、かといって「何だこのクソゲー!」と炎上するわけでもなく、ただただ空気のような作品になっている気がします。

ドラクエウォークは「ドラクエというネームブランド」「堀井雄二氏も登場して大々的に行われた発表会」「ポケモンGOという偉大な先駆者を意識したゲーム内容」という、事前の期待値が極めて高かったゲームです。ゆえに少々の盛り上がりでは不充分であり、ポケモンGOの再来とも言うべき、社会現象的なヒットが求められているはずです。今後ドラクエウォークが、筆者の推測通り失速していくのか、それとも予想を覆したヒットになるのか、注目です。

ドラクエウォーク 配信開始日が発表されるもタイミングは最悪?
これまで当ブログで何度も話題にしてきた、スクウェア・エニックスのスマホゲーム「ドラゴンクエストウォーク」。その配信日が、来週9月12日になる事が発表されました。
https://www.dragonquest.jp/walk/

6月にベータテストが開始されてからおよそ3ヶ月、ようやく配信が開始される事になりました。ですがその日程は、タイミング的に最悪であると感じています。

まず何より、配信が夏休みに間に合わなかった事です。ドラクエウォークはポケモンGOのような位置情報ゲームであり、実際に街中を歩き回って冒険を楽しむゲームです。ゆえに、多くの人が旅行に出掛けたり帰省したりする夏休みが、ゲームで遊んでもらうのに最適でした。その絶好のタイミングを逃した事で、ドラクエウォークのスタートは相当難しくなったと思われます。ベータテストの開始時期を考えると、スクエニは当初、夏休み中の配信を予定していたはずですが、そのベータテストの評判が極めて悪く、ゲーム内容の大幅な修正を余儀なくされたために、結果的に夏に間に合わなかったのだと推測されます。何とか開発を頑張って、せめて8月下旬に配信は出来なかったのでしょうか。あるいは冬休みまで延期して、その間じっくり開発を続けた方が良かった気がします。

タイミングの悪さとしては、カプコンのPS4ソフト「モンスターハンター:ワールド:アイスボーン」(本日9月6日に世界同時発売)と近い事も問題です。アイスボーンは、モンスターハンター:ワールドの大型拡張コンテンツであり、今年秋のビッグタイトルです。日本のモンハンは全盛期より勢いは落ちているものの、まだまだ熱狂的なファンが多い人気作品です。そのモンハンともろ被りのタイミングでドラクエウォークを配信するのは、悪手にしか思えません。

また9月27日には、Switchでドラクエ11Sが発売されます。ドラクエ11Sは、PS4で発売されたドラクエ11をベースに、キャラクターボイスや新シナリオなど様々な要素を追加したパワーアップ版です。体験版の評判も良く、スクエニがかなり力を入れて開発している事が窺える内容になっています。モンハンは他社の作品なので、ドラクエウォークと配信時期が被ってしまうのはある程度仕方ないかもしれませんが、自社のドラクエ11Sとも被っているというのは、販売戦略として意味不明です。短いスパンでドラクエ新作を出す事で、相乗効果で盛り上げるつもりなのかもしれませんが、ぶっちゃけマイナス面の方が大きいように感じます。

このように「夏休みを逃し」「ライバル社のビッグタイトルと被り」「自社の別のドラクエとも被る」という、ドラクエウォークの配信時期は本当に最悪のタイミングではないでしょうか。

そもそも9月はゲーム業界にとって商戦期では無いので、この時期に発売するメリットは少ないです。ですが上記のモンハンについては、既に海外市場が中心になっており、例えばアメリカでは9月中も夏休みの学校が少なくない(州によっても違います)ので、販売時期としては悪くありません。そしてドラクエ11Sは、発売一週間前の9月20日にSwitchの新モデル「Switch Lite」(現行機より1万円安い)が出るので、こちらもタイミング的には良さそうです。これらに対して、日本でしか配信されないドラクエウォークは、9月に出す意味が全く感じられません。一応、東京ゲームショウ2019の開始が9月12日なので、それに合わせたとも考えられますが、正直大きなメリットは無さそうです。

こうした状況を見ると、スクエニは最早ドラクエウォークの成功を諦めたのではと邪推してしまいます。そもそも、3ヶ月程度でゲーム内容の大幅な改善が出来るとは考えにくいですし、製品版もベータテストと大差ないクソゲーのままリリースされる可能性は高そうです。おそらく、最初だけは話題性で多くのユーザーがプレイするでしょうが、早々に飽きられてひっそりと消えていく予感がします。

これまで色々とドラクエウォークの酷評をしてきましたが、筆者はドラクエシリーズのファンなので、本心としてはポケモンGOの再来となる程の盛り上がりを期待しています。しかし実際には、そうした明るい未来は全く見えないのが残念なところです。筆者の予想を裏切るような、ドラクエウォークの大ヒットはあるのか、来週の配信を楽しみにしています。

ドラクエウォークの開発に手間取る裏事情?
本日は8月30日、多くの学生は明日で夏休みも終わりです。既に発表されていた事ですが、スクエニのスマホゲームであるドラゴンクエストウォークは、夏休み中に配信される事はありませんでした。以前行われたベータテストが、多くのユーザーからクソゲーだと酷評された事で、内容を大幅に作り直しているため、配信が遅れているのだと思われます。位置情報を活用したゲームの配信は、夏休みのような長期休暇がベストタイミングだったのですが、それを逃した今、ドラクエウォークの成功は極めて困難になったと言えるでしょう。

そもそも、ドラクエウォークはポケモンGOの大ヒットを受けて開発されたタイトルです(発表会で堀井雄二氏が語っていました)。ポケモンGOの配信は2016年の7月であり、もう3年以上が経過しているのですが、未だにドラクエウォークの開発に手間取っているというのは、あまりに遅すぎると感じます。

しかし、近年のスクウェア・エニックスの状況からすると、ドラクエウォークの開発がスムーズでない理由は概ね推測出来ます。ポケモンGOが配信された2016年7月以降、スクエニは多くの大作ソフトを発売してきました。

まず、2016年11月29日に発売されたファイナルファンタジー15です。日本でのFF人気は既に下火であり、FF15の売上はわずか100万本程度しかありませんが、世界全体で見れば800万本以上を販売しており、スクエニにとって今でも最大級のタイトルである事は間違いありません。ゆえにFF15の開発には、スクエニの中でも特に主力級のスタッフが数多く投入されているのです。

そして、2017年7月29日にはドラゴンクエスト11が発売されています。ドラクエ11は3DSとPS4の二機種で販売されており、実質的にソフト2本分の開発体制が作られていたため、携わったスタッフの数は桁違いです。なお3DS版とPS4版の発売後には、Switch版の11Sの開発が始まっているので、ここ数年はずっとドラクエ11を作り続けているというスタッフも少なくないでしょう。

また、オンラインゲームであるFF14およびドラクエ10は、次々と新しい遊びを追加していくため、半永久的に開発スタッフが必要です。両タイトル共にポケモンGO以前からサービスが続いているタイトルであり、これまで開発に携わっているスタッフは数多いです。

つまりこの3年間、スクエニの主力スタッフの多くは、絶対に失敗出来ないFFやドラクエの本編作品に掛かりっきりで、他のタイトルに関わる余裕がほとんど無かったのではないでしょうか。この他にも、スクエニはニーア オートマタやキングダムハーツ3などいくつもの有力タイトルを発売しており、手が空いているような人員はほぼいないはずです。ポケモンGOのヒットを見たとしても、すぐに同種のゲームを開発出来る程、スクエニの開発スタッフは多くないのでしょう。

こうした事情を踏まえると、ドラクエウォークの開発は「少人数」かつ「スクエニの主力スタッフではない人達」が中心になっていると予想されます。それならば、ポケモンGOから3年も経ってるのに未だ配信が始まっていない事や、完成度が低くてベータテストの評判が最悪、という状況も頷けます。

とはいえ、ポケモンGOの世界的なヒットを見る限り、位置情報ゲームには大きなチャンスがあります。ドラクエウォーク成功のために、今後スクエニの主力スタッフが開発に携わるようになれば、大逆転を狙える可能性もあるかもしれません。

ドラゴンクエスト11S 体験版配信開始
9月27日に、Switchで「ドラゴンクエスト11S」が発売されます。ドラクエ11Sは、2017年に3DSとPS4で発売されたドラクエ11に多くの要素を追加したパワーアップ版です。11Sは、3DSおよびPS4での発売予定は無く、Switchでしか遊べません。その11Sの体験版が、8月21日夜からニンテンドーeショップにて配信開始されています。



筆者も早速体験版をダウンロードしてプレイしましたが、やはり最も印象的なのが、主要キャラクターに声優のボイスが付いた事です。イベントシーンなどでキャラクターが実際にしゃべる事によって、物語の臨場感は大きく増しています。ドラクエシリーズではこれまでも、8のリメイク版やヒーローズなどボイスが付いている作品もありましたが、声がキャラクターのイメージに合っていないケースもあって正直微妙に思っていたのですが、11Sはどれもマッチしていて良い感じです。中ボスなど一部の敵キャラクターも声が付いているので、戦闘は中々賑やかで面白いです。

ボイスが付いた事で、イベントシーンのテンポが悪くなっていないかと心配する人がいるかもしれませんが、キャラクターがしゃべっている間にAボタンを押せばすぐスキップして次のセリフを言うので、適度にAボタンをペチペチ押していれば待たされる時間はほとんどありません。また設定でボイスをオフにも出来るので、声が不要という人も安心です。

正直なところ、筆者はドラクエに声なんていらない派でした。しかしドラクエは8から完全3Dになり、キャラクターの頭身も上がった事で、グラフィックはよりリアル(アニメですけど)になりました。そのため、近年の作品はむしろ声が無い方が違和感があるようにも思えます。ゲーム業界で生き残っていくには、こうして時代に合わせて作風を変化させていく事も必要なのかもしれません。余談ですが、オンライン作品であるドラクエ10も、バーション5からボイスが追加される事が発表されています。

サウンド面では、シンセサイザーに加えてオーケストラが選択出来る点も良いです。PS4版はシンセサイザー限定だったので、BGMはどこか味気ない印象でしたが、オーケストラになって世界観の表現力が格段に増しました。すぎやまこういち氏の音楽はオーケストラでこそ真価を発揮すると感じます。

そして、11Sは非常に快適にプレイ出来る点も高評価です。まず、単純にロード時間がPS4と比較して短いです。マップ切り替えのロード時間もせいぜい5秒なので、待ち時間にイライラする心配はありません。

他に、戦闘アニメーションのスピードが「ふつう」「はやい」「超はやい」の3段階に変更可能になっており、超はやいの場合はかなりの時間短縮になります。3Dのドラクエはプレイヤーや仲間キャラクターもアニメーションするようになったので、戦闘のテンポが極めて悪いという問題がありました。ですがこの高速戦闘が出来るようになった事で、そうした難点はほぼ解消されました。

ちなみに、従来のドラクエでは「ガンガンいこうぜ」や「いのちだいじに」などのさくせんを設定すれば、仲間は戦闘中にAIで自動に行動させる事が出来ました。それに加え、11では主人公もさくせん設定が可能になっています。パーティメンバー全員にさくせんを指示しておけば、戦闘開始時のコマンドで一度「たたかう」を選ぶだけで、以後は戦闘終了までずっとオートで戦ってくれるのです(2ターン目以降もボタンを押す必要が無い)。主人公のさくせん設定は3DSやPS4版から可能でしたが、11Sは高速戦闘のおかげでより時間の短縮になっています。携帯機にも出来るSwitchの特性を活かして、テレビを見ながらお手軽レベル上げというのもアリかもしれません。

また、主人公がダッシュ出来るようになりました。PS4版でも馬に乗っている間はダッシュがありましたが、11Sでは通常時でも可能になっているので、町やダンジョンなど馬が使えない場所でも素早く移動出来るのです。PS4版は目的地までの移動に結構な時間が掛かりましたが、11Sではそれが大幅に改善されているのです。

このように、11SはPS4版(そしてもちろん3DS版)よりもかなり豪華かつ遊びやすくなっています。上記以外にも、漢字にルビが振られて文字が読みやすくなっている事や、仲間キャラクターが主人公の後ろを付いてきてパーティープレイ感が増した事(むしろ何故PS4版は一人だったのか…)など、良くなっている点は数多くあります。製品版では、追加シナリオなど更に内容が盛りだくさんになっているので、相当遊び応えがあると思われます。近年のスクウェア・エニックスのゲームは、完成度が不充分で評判の悪い作品が多い印象がありますが、11Sはスクエニが久々に本気で作り込んだという思いが伝わってきました。実際、ネット上の感想を見ても11S体験版は概ね好評で、ドラクエウォークとは雲泥の差です。

ところで、ドラクエ11の販売本数は、3DS版が累計約175万本、PS4版が約135万本で、合計でおよそ310万本です。家庭用ゲーム市場が大きく縮小している中で、未だに300万本以上売れるドラクエの人気はすごいの一言です。では、11Sはどれだけ売れるでしょうか。

ドラクエ11の3DS・PS4版は、2017年7月29日発売でした。Switch版の開発は、3DSやPS4版の発売前から発表されていた事なので、この間ずっと作り続けていたとすると、既に2年以上が経っています。これは最早、単なる移植や後発マルチという範疇を超えた、新作を開発するのに近い力の入れようだと思います。こうした開発の本気度を見ると、スクエニは11Sを100万本以上売ろうと考えていると推測されます。というか、おそらくそれぐらい売らないと元が取れないでしょう。

シナリオが重要なRPGというジャンルでは、後発ハードは極めて不利です。とはいえ、11Sにはそうしたマイナス面を払拭出来るだけの魅力が詰まっています。これまで11をプレイした事が無い人はもちろんの事、既に3DSやPS4で遊んだ人も満足するクオリティになっていると感じます。ドラクエはリメイク作でも100万本以上売れているわけですし、ストーリーのネタバレはそれ程デメリットでは無いかもしれません。現在Switchは好調に売れ続けており、11S発売の前週には価格が1万円安い携帯機専用のSwitch Liteも出るので、これも上手く追い風になるのではないでしょうか。100万本のハードルはかなり高いですが、それに近い数字を達成出来る可能性はありそうです。

なお、体験版はSwitchを持っている人ならば誰でも無料でダウンロード出来ます。体験版でありながら10時間ぐらい遊べる程のボリュームがありますし、セーブデータは製品版にも引き継げるので無駄になりません。11Sがどのように進化したのか興味のある方は、是非一度遊んでみる事をオススメします。

ネームバリューによる慢心
先日8月3日に「ドラゴンクエスト夏祭り2019」が行われました。夏祭りは、ドラゴンクエスト10の○周年のお祝いとして、毎年開催されているイベントです。この夏祭りの最後に、シリーズの生みの親である堀井雄二氏から「ドラクエウォーク」の進捗状況について、以下のような説明がありました。
「最終的な調整に入っている」
「夏は熱中症になるとまずいので涼しくなる頃にリリースできるかな」



この口ぶりからすると、やはり夏休み中の配信は無さそうです。以前当ブログで記述しましたが、ドラクエウォークのような位置情報ゲームを遊ぶには、夏休みのような長期休暇が最適です。実際、かつてポケモンGOは夏休みに入った直後の7月22日に配信が開始され、大ヒットを記録しました。その最大のチャンスである夏休みを逃したタイミングの配信では、盛り上がりもあまり期待できないでしょう。なお、9月27日にはSwitch版のドラクエ11S発売、10月24日にはドラクエ10のバージョン5が開始されるので、ドラクエウォークの秋配信もタイミングが被って良くない気がします。

本来、ドラクエウォークの発表が6月初旬だった事を考えると、夏の間にリリースを始める予定だったと思います。ですがベータテストの評判が散々だった事で、ゲーム内容の大幅な作り直しを余儀なくされたために、結果的に夏の配信が不可能になったのだと推測されます。ですから「夏は熱中症になるとまずい」などというのは、延期の単なる言い訳にしか聞こえません。

そもそも、最初の発表の時点でゲームが全く面白くなかった事が大きな問題です。ポケモンGOの大ヒットを見れば、位置情報ゲームには大きな可能性がある事は明白です。ならば第二のポケモンGOを目指すべく、最高のクオリティのドラクエを開発して勝負すべきだったのに、何故あんな不完全なゲームを発表をしてしまったのでしょうか…。

ところで、8月2日からはドラクエの3Dアニメ映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」も公開されています。ネタバレになるので詳細は控えますが、こちらも評判は最悪であり、レビューサイトやSNSでは軒並み低評価されています。そのダメっぷりは、かつてスクウェアの経営を傾かせた失敗映画「ファイナルファンタジー」を彷彿とさせます。ユア・ストーリーはスクウェア・エニックスが直接制作したわけではありませんが、もっとしっかり監修して感動できる作品に仕上げてもらいたかったところです。

このように、最近のドラクエはそのネームバリューに胡坐をかいて、クオリティが低い作品が多い気がします。家庭用ゲーム市場の縮小が続いている現状では、スマホや他のメディアでの展開もせざるを得ないという事情は理解できます。だからこそ、一切手抜きする事無く、多くの人に受け入れてもらえる作品を生み出していく必要があるのではないでしょうか。

夏?延期?ドラクエウォークはいつ配信?
6月3日に大々的な発表会が行われた、スクウェア・エニックスの新作スマホゲーム「ドラゴンクエストウォーク」。スマホの位置情報機能を活用しているドラクエウォークは、2016年に社会現象を巻き起こした大ヒットゲーム「ポケモンGO」の再来を期待されている作品です。

6月11日~6月16日までβ版体験会が行われ、良くも悪くも大きな話題となりました。しかし、体験会終了後に公式からゲームに関する具体的な発表は無く、リリース日の詳細や事前登録の開始時期などは明らかにはなっていません。それが7月11日、公式Twitterで久々にアナウンスがされました。


この発表の一文に「β版体験会に参加できなかったユーザーの皆様にも本作の魅力を知っていただけるよう、ゲーム内容などを定期的にご紹介していきたい」とあります。もうすぐゲームがプレイできるのなら、わざわざTwitterでゲーム内容の紹介をする必要は無いわけで、つまりこれは配信までしばらく時間が掛かるという事ではないでしょうか。β版体験会の直後にこの発表をするならまだ分かりますが、1ヶ月も経ってこうしたアナウンスを行うのは、暗に延期を示唆しているような気がしてなりません(元々2019年内配信としか言ってないので、延期という表現は適切ではありませんが…)。

ドラクエウォークの体験会に参加した人達の口コミは散々で、クソゲーという評価が大半を占めている状況です。ここから良ゲーに改善するには、大幅な作り直しが必要と思われるので、それが配信時期を遅らせている原因ではないかと推測します。

なお、当ブログでは以前「ハリー・ポッター魔法同盟」がドラクエウォークの大きなライバルになるのではという旨の記事を書きました。魔法同盟は、ドラクエウォークと同じくスマホの位置情報を活用したゲームであり、配信開始時期が被りそうだった事から、ドラクエウォークが勝つには配信を先行すべきと主張していました。実際には魔法同盟が先に配信されましたが、全くと言って良い程に話題になっていないので、筆者の懸念は杞憂に終わりました。ゆえに、ドラクエウォークは焦って配信をする必要も無く、修正に時間を掛けるだけの余裕が生まれたと思います。

とはいえ、位置情報を活用したゲームの配信は、旅行などで出掛ける機会の多い夏休み中に行うのが必須でしょう。事実、日本でポケモンGOが配信されたのは、2016年の7月22日というベストタイミングでした。遅くとも8月中に配信が始まらなければ、ドラクエウォークの成功はかなり難しくなりそうです。むしろ、夏が無理なら冬休みまで延期した方がマシかもしれません。

ちなみに、2019年7月11日はドラクエ9の発売10周年であり、同日にはYouTube Liveにて記念特番が配信されました。



事前に予想されていたリメイク版の発表はありませんでしたが、堀井雄二氏をはじめとした出演者達は、9のリメイクを前向きに検討するような口ぶりでした。ドラクエ1~8までは既にリメイク版が発売済みですし、順番的に次は9である可能性は高いでしょう。なお、リメイクを望むハードについて、視聴者の意見は大半がSwitchでした。そう遠くないうちに、正式にリメイク9の発表が行われるのではないでしょうか。

そのドラクエ9は、シリーズ最高の415万本の売上を記録しています。ドラクエ9がヒットした最大の要因は、DSのすれちがい通信を活用した宝の地図の交換でした。特に、膨大な経験値を持つモンスターのメタルキングだけが出現するフロアがある宝の地図、通称「まさゆきの地図」を求めて、多くのユーザーがすれちがいをするようになった事が、ドラクエ9の人気を決定付けました。

ドラクエウォークが成功するための最大の施策は、すれちがい通信&宝の地図システムを導入する事ではないでしょうか。ユーザー数415万人のドラクエ9が社会現象になったのですから、1000万人や2000万人ものユーザーを見込めるスマホゲームならば、それを大きく上回るとんでもないヒットを狙える気がします。

ドラクエウォーク大ピンチ!? ライバルは魔法使い
先日大々的に発表会が行われた、スクウェア・エニックスのスマホゲーム「ドラゴンクエストウォーク」。関東ではベータテストも行われましたが、事前の予想通り評判は最悪であり、クソゲーという口コミが大半を占めています。とはいえ、やはりドラクエというブランド力からそれなりに多くのユーザーがプレイする事になると推測されるので、スクエニにとってその成否は重要です。

しかしここで、強力なライバルが現れました。それは「ハリー・ポッター:魔法同盟」です。魔法同盟は、ドラクエウォークのようにスマホの位置情報を利用したゲームであり、しかも開発はポケモンGOと同じナイアンティックが行っています。これはいわば、ハリーポッターGOです。既にアメリカなど海外では配信がスタートしており、日本でも近々ダウンロードできるようになるという事です。

ハリーポッターと言えば、映画や小説で世界的なヒットを記録しているファンタジー作品であり、その人気はドラクエ以上と言えるでしょう。そんなライバルが、突然(まあゲーム自体は以前から発表はされていましたが)ドラクエウォークの前に現れたのですから、これはかなり危険な状況ではないでしょうか。

位置情報ゲームを複数同時に行うのは、バッテリー消費などの関係で難しいですから、ドラクエウォークとハリポタGOが同時期に配信となれば、選ばれるのはどちらか一方しかありません。そして当然ながら、先に多くのユーザーを獲得されると逆転は困難、つまり後発は極めて不利なので、ドラクエが勝つにはハリポタGOより先に配信を開始するのが絶対条件です。

以前の筆者の個人的な予想では、ドラクエウォークは夏休みに入った7月下旬頃に配信されると思っていました。位置情報ゲームの特性を考えると、旅行などがしやすい夏休みに遊んでもらうのがベストです。実際、日本のポケモンGOは2016年7月22日に配信が開始されました。しかし、そこまで待っているとハリポタGOに先行されるリスクもあるので、配信は夏休みよりも前にした方が良いかもしれません。

とはいえ、現在は大阪でG20が開催されており、その警備で道路事情などがメチャクチャになっているため、位置情報ゲームを今すぐ配信するのは現実的ではありません。G20は明日6月29日までなので、それが終了したすぐ後を狙うべきではないでしょうか。スクエニの松田社長も、ドラクエウォークの配信は「そう遠くないうちに」という発言をしています。

またドラクエにとって有利な事実として、海外のハリポタGOは低調な滑り出しという報道もされています。決して全く話題になっていないわけではありませんが、ポケモンGOのような社会現象的なヒットには程遠いという事です。これならば、ドラクエウォークが先行すれば充分チャンスはあるでしょう。

はたして、ドラクエウォークはハリポタGOに勝てるのか、そもそもゲーム自体がヒットする望みはあるのか、今後の展開が楽しみです。

ポケモンGO? いいえドラクエウォークです
6月3日、スクウェア・エニックスはスマホ向けのドラクエ新作「ドラゴンクエストウォーク」の発表会を行いました。



ドラクエウォークは、事前に噂されていた通り「ポケモンGO」のドラクエ版といった感じで、実際に街中を歩いてアイテムを入手したり、モンスターを倒すなどして冒険を進めていくという内容です。発表会では、堀井雄二氏がポケモンGOのヒットについて触れていましたので、本作がポケモンGOを意識して開発されたタイトルである事は間違いないです。

2016年夏にポケモンGOが世界的にヒットしていた際、当ブログでは二匹目のドジョウを狙えるコンテンツはドラクエぐらいしかないと書きましたが、それがようやく実現される事になりました。ただ、ポケモンGOからおよそ3年が経っているので、タイミングを大きく逃している感は否めないです。
http://gametabloid.blog.fc2.com/blog-entry-1766.html

ネット上では、ドラクエウォークがポケモンGOのパクリだという声も多く聞かれますが、個人的にその点はあまり気になりません。そもそも初代のドラクエが、海外のRPGであるウィザードリィやウルティマを参考にした作品であり、言わば最初から真似事で生み出されたゲームです。そしてポケットモンスターも、ドラクエのヒットで日本にRPG文化が根付いていなければ生まれていなかったであろうタイトルです。このようにゲーム業界では、既存のゲームの良い部分を上手く取り込んで新たなゲームを作る事で成長してきました。当然ながら単なる丸パクリは論外ですが、他の作品に無いそのゲーム独自の魅力を打ち出しているならば、似たゲームが発売される事は特に問題ではないでしょう。

しかし…、発表会を見た限りではゲームが全く面白そうには思えませんでした。ドラクエウォークはパッと見はポケモンGO風ではあるものの、その肝である「収集」部分が大きく違っています。ポケモンGOには拡張現実 (AR)が搭載されており、スマホ画面に実際の街の風景が映し出される事で、登場するポケモンがまるで現実にいるかのような感覚を味わえるのが特徴です。 一方、ドラクエウォークにはAR機能が無く、東京タワーや金閣寺など現実の建物を中途半端にファンタジーとして取り込んだよくわからない世界観になっています。出現するモンスターを倒す事で図鑑を埋めていけるようですが、ポケモンGOのような街中に隠れているポケモンを探す的な楽しみ方ではなさそうです。

正直なところ、ドラクエウォークは「ゲームを進めるために歩く必要がある普通のドラクエ」=面倒なだけ、という印象が強いです。発表会で流れたPV(上の動画)は正に「ドラクエGO」といった感じでワクワクしただけに、実際のゲーム内容が全然異なっていた事は非常に残念です。発表会を中継したYouTubeLIVEでも、高評価より低評価が上回っていましたし、世間的にもあまり好意的には受け止められていないようです。何より発表会自体の進行が良くなかったと思います。プロデューサーや司会の徳光氏は、もっと真剣にリハーサルを行っておくべきでしょう。

とはいえ、この発表会後にスクエニとコロプラ(共同開発)の株価は大きく上昇しました。おそらく、投資家達は、ドラクエウォークがポケモンGOの再来になると判断したのだと推測されます。投資家はゲーム内容なんてよくわかってないんだろうなぁ…。

<スクウェア・エニックス>
2019年6月7日 3,920 3,925 3,785 3,810 1,543,300 3,810
2019年6月6日 3,860 3,990 3,855 3,900 1,465,300 3,900
2019年6月5日 3,920 3,960 3,760 3,955 2,725,400 3,955
2019年6月4日 4,150 4,230 3,855 3,935 3,756,100 3,935
2019年6月3日 3,845 4,100 3,780 4,045 5,610,400 4,045 発表日
2019年5月31日 3,725 3,895 3,725 3,825 1,618,800 3,825
2019年5月30日 3,635 3,735 3,545 3,720 2,210,300 3,720
2019年5月29日 3,665 3,770 3,605 3,690 2,060,500 3,690
2019年5月28日 3,490 3,695 3,445 3,660 2,559,000 3,660
2019年5月27日 3,550 3,555 3,405 3,420 674,800 3,420 発表会の発表
2019年5月24日 3,555 3,565 3,495 3,550 616,300 3,550
2019年5月23日 3,620 3,645 3,590 3,640 468,300 3,640
2019年5月22日 3,585 3,660 3,560 3,640 449,400 3,640
2019年5月21日 3,600 3,600 3,485 3,555 784,500 3,555
2019年5月20日 3,685 3,695 3,610 3,655 483,200 3,655
https://info.finance.yahoo.co.jp/history/?code=9684.T&sy=2019&sm=5&sd=20&ey=2019&em=6&ed=7&tm=d

<コロプラ>
2019年6月7日 775 792 754 787 2,779,200 787
2019年6月6日 768 795 764 769 3,370,100 769
2019年6月5日 796 804 758 780 7,992,700 780
2019年6月4日 841 873 778 802 18,470,100 802
2019年6月3日 843 903 803 841 27,496,700 841 発表日(共同開発が明らかに)
2019年5月31日 692 764 692 753 2,985,700 753
2019年5月30日 694 708 689 705 774,500 705
2019年5月29日 686 724 682 701 1,349,000 701
2019年5月28日 676 697 676 693 1,256,100 693
2019年5月27日 659 669 659 667 289,500 667
2019年5月24日 646 657 646 656 225,800 656
2019年5月23日 646 655 645 651 178,900 651
2019年5月22日 647 650 642 646 302,700 646
2019年5月21日 654 658 645 647 313,900 647
2019年5月20日 660 671 658 664 255,700 664
https://info.finance.yahoo.co.jp/history/?code=3668.T&sy=2019&sm=5&sd=20&ey=2019&em=6&ed=7&tm=d

ドラクエウォークの配信日は2019年内と発表されていますが、6月11日からベータテスト体験会が行われる事からも、正式なリリースは比較的早く行われる事になりそうです。個人的には、最初は大勢のユーザーがプレイするものの、ゲーム内容のつまらなさですぐに過疎化すると予想しています。まあ、出来ればこの予想は外れてほしいところですが…。



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