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ニュース 2019-09-2
9月12日
東京ゲームショウ2019開催
https://expo.nikkeibp.co.jp/tgs/2019/

9月12日
コナミ 「BEMANI」シリーズのモバイル版を発表
https://www.konami.com/games/ultimate_mobile/

9月12日
スクウェア・エニックス 「ドラゴンクエストウォーク」配信開始
https://www.dragonquest.jp/walk/

9月12日
任天堂 「リングフィット アドベンチャー」正式発表
https://www.nintendo.co.jp/ring/
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東京ゲームショウ2019はイマイチ盛り上がらず…?
9月12日より、千葉の幕張メッセにて「東京ゲームショウ 2019」が開催されています。出展小間数2417、国内出展社350は、共に過去最大の数字となっています。
https://expo.nikkeibp.co.jp/tgs/2019/

家庭用ゲーム市場が大幅に縮小しているのに反して、東京ゲームショウに出展する会社は増加傾向にあります。当然ながら、出展している企業の大半はスマホゲームメーカーであり、家庭用ゲームの存在感は希薄です。今年は新ハードの公開もありませんし、そもそも東京ゲームショウでビッグタイトルがサプライズ発表されるケースは少ないので、盛り上がりに欠けた内容になっている印象が強いです。そんな中でも、いくつか気になったタイトルについて記述してみます。

・コナミ 「桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~」 Switch
パーティーゲームとして絶大な人気を誇る桃鉄シリーズの最新作が、ついにSwitchで発売されます。しかし、キャラクターデザインは従来のどいん氏ではなくなっていました。桃鉄はどいん氏のコミカルなデザインが魅力的だっただけに、それが変わってしまったのは非常に残念です。

桃鉄は作者のさくまあきら氏とコナミに確執があり、さくま氏から「新作はもう作らないです」と宣言されていた事がありました。それが原因なのか、3DSで発売された「桃太郎電鉄2017」は、コナミではなく任天堂販売になっていました。そして今回どいん氏が外れたのも、さくま氏と揉めた事が理由のようです。色々な事情はあるのでしょうが、さくま氏は何とも気難しいおっさんだなぁと感じます。こうしたトラブル続きの状況で発売される桃鉄が、はたして面白い作品になっているのか、正直疑問です。

・レベルファイブ 「妖怪ウォッチ4」 PS4
Switchで発売中の妖怪ウォッチ4が、何とPS4でも発売される事になりました。家庭用市場では、妖怪ウォッチが任天堂以外のハードで発売されるのは初となります。ですが、これはレベルファイブが迷走しているようにしか思えません。はたして、PS4を所有している妖怪ウォッチ好きの子供がどれだけいるのでしょうか?ユーザー層が全く違うハードで発売したところで、高い売上を見込めるはずがありません。

2014年に3DSで発売された妖怪ウォッチ2は、元祖と本家の2バージョンを合わせて300万本以上を販売し、社会現象的なヒットを記録しました。しかし、その後シリーズの人気は大きく落ち込んでおり、最新作である妖怪ウォッチ4の売上はわずか25万本程度しかありません。こうした人気の低迷に危機感を覚えたレベルファイブがとった苦肉の策が、PS4への移植というわけです。妖怪ウォッチの人気を取り戻すために尽力する事は良いと思いますが、それが全く的外れな戦略では、ブランド復活は望めないでしょう。

・任天堂 「リングフィット アドベンチャー」 Switch
これは東京ゲームショウでの発表ではありませんが、9月12日に任天堂がSwitch向けタイトル 「リングフィット アドベンチャー」を公開しました。専用の「リングコン」および「レッグバンド」にJoy-Conを装着して、全身を動かして楽しむフィットネスゲームです。



任天堂のフィットネスゲームといえば、かつてWiiで発売されたWii Fitが思い浮かびます。Wii Fitは、普段ゲームで遊ばないような中高年にも普及し、Wii市場を大きく牽引しました。本作も、Switch市場に新たなユーザー層を取り込む事が目的だと考えられます。

とはいえ、WiiUで発売された続編の「Wii Fit U」はほとんど話題にもならずに消えていきましたし(これはWiiU自体が売れていない事が大きいですが)、既にブームが過ぎ去った今、新たなフィットネスゲームで成功するのは難しそうです。現在Switchは好調な売れ行きを続けていますが、DSやWiiのように、非ゲーム層を取り込むには至っていません。今後どれだけユーザー層を広げていけるかが、Switchの大きな課題でしょう。

ニュース 2019-09-1
9月1日
株式会社ポケモン アニメ「ポケットモンスター」の最新シリーズの放映決定を発表
https://twitter.com/anipoke_PR

9月5日
任天堂 「Nintendo Direct」を放送 桃鉄新作などを発表
https://www.nintendo.co.jp/nintendo_direct/20190905/

9月5日
スクウェア・エニックス 「ドラゴンクエストウォーク」を9月12日に配信すると発表
http://www.dragonquest.jp/walk/

9月6日
ミクシィ 「モンストドリームカンパニー」配信開始
https://www.monst-dreamcompany.com/

ドラクエウォーク 配信開始日が発表されるもタイミングは最悪?
これまで当ブログで何度も話題にしてきた、スクウェア・エニックスのスマホゲーム「ドラゴンクエストウォーク」。その配信日が、来週9月12日になる事が発表されました。
https://www.dragonquest.jp/walk/

6月にベータテストが開始されてからおよそ3ヶ月、ようやく配信が開始される事になりました。ですがその日程は、タイミング的に最悪であると感じています。

まず何より、配信が夏休みに間に合わなかった事です。ドラクエウォークはポケモンGOのような位置情報ゲームであり、実際に街中を歩き回って冒険を楽しむゲームです。ゆえに、多くの人が旅行に出掛けたり帰省したりする夏休みが、ゲームで遊んでもらうのに最適でした。その絶好のタイミングを逃した事で、ドラクエウォークのスタートは相当難しくなったと思われます。ベータテストの開始時期を考えると、スクエニは当初、夏休み中の配信を予定していたはずですが、そのベータテストの評判が極めて悪く、ゲーム内容の大幅な修正を余儀なくされたために、結果的に夏に間に合わなかったのだと推測されます。何とか開発を頑張って、せめて8月下旬に配信は出来なかったのでしょうか。あるいは冬休みまで延期して、その間じっくり開発を続けた方が良かった気がします。

タイミングの悪さとしては、カプコンのPS4ソフト「モンスターハンター:ワールド:アイスボーン」(本日9月6日に世界同時発売)と近い事も問題です。アイスボーンは、モンスターハンター:ワールドの大型拡張コンテンツであり、今年秋のビッグタイトルです。日本のモンハンは全盛期より勢いは落ちているものの、まだまだ熱狂的なファンが多い人気作品です。そのモンハンともろ被りのタイミングでドラクエウォークを配信するのは、悪手にしか思えません。

また9月27日には、Switchでドラクエ11Sが発売されます。ドラクエ11Sは、PS4で発売されたドラクエ11をベースに、キャラクターボイスや新シナリオなど様々な要素を追加したパワーアップ版です。体験版の評判も良く、スクエニがかなり力を入れて開発している事が窺える内容になっています。モンハンは他社の作品なので、ドラクエウォークと配信時期が被ってしまうのはある程度仕方ないかもしれませんが、自社のドラクエ11Sとも被っているというのは、販売戦略として意味不明です。短いスパンでドラクエ新作を出す事で、相乗効果で盛り上げるつもりなのかもしれませんが、ぶっちゃけマイナス面の方が大きいように感じます。

このように「夏休みを逃し」「ライバル社のビッグタイトルと被り」「自社の別のドラクエとも被る」という、ドラクエウォークの配信時期は本当に最悪のタイミングではないでしょうか。

そもそも9月はゲーム業界にとって商戦期では無いので、この時期に発売するメリットは少ないです。ですが上記のモンハンについては、既に海外市場が中心になっており、例えばアメリカでは9月中も夏休みの学校が少なくない(州によっても違います)ので、販売時期としては悪くありません。そしてドラクエ11Sは、発売一週間前の9月20日にSwitchの新モデル「Switch Lite」(現行機より1万円安い)が出るので、こちらもタイミング的には良さそうです。これらに対して、日本でしか配信されないドラクエウォークは、9月に出す意味が全く感じられません。一応、東京ゲームショウ2019の開始が9月12日なので、それに合わせたとも考えられますが、正直大きなメリットは無さそうです。

こうした状況を見ると、スクエニは最早ドラクエウォークの成功を諦めたのではと邪推してしまいます。そもそも、3ヶ月程度でゲーム内容の大幅な改善が出来るとは考えにくいですし、製品版もベータテストと大差ないクソゲーのままリリースされる可能性は高そうです。おそらく、最初だけは話題性で多くのユーザーがプレイするでしょうが、早々に飽きられてひっそりと消えていく予感がします。

これまで色々とドラクエウォークの酷評をしてきましたが、筆者はドラクエシリーズのファンなので、本心としてはポケモンGOの再来となる程の盛り上がりを期待しています。しかし実際には、そうした明るい未来は全く見えないのが残念なところです。筆者の予想を裏切るような、ドラクエウォークの大ヒットはあるのか、来週の配信を楽しみにしています。

ニュース 2019-08-5
8月27日
任天堂 スマホゲーム「マリオカート ツアー」の配信日を9月25日と発表
https://mariokarttour.com/ja-JP

8月28日
「エヴァンゲリオン バトルフィールズ」2020年に配信予定
https://evabf.jp/

8月28日
東京ゲームショウ2019の出展小間数は過去最大に
https://expo.nikkeibp.co.jp/tgs/2019/

8月29日
株式会社ポケモン & DeNA 「ポケモンマスターズ」配信開始
https://pokemonmasters-game.com/ja-JP

8月29日
セガ 「龍が如く7」 2020年1月16日発売 バトルはコマンドRPGに
http://ryu-ga-gotoku.com/seven/

8月30日
任天堂 バッテリー持続時間が長くなったSwitchの新モデル 発売開始
https://www.nintendo.co.jp/hardware/switch/had/index.html

ドラクエウォークの開発に手間取る裏事情?
本日は8月30日、多くの学生は明日で夏休みも終わりです。既に発表されていた事ですが、スクエニのスマホゲームであるドラゴンクエストウォークは、夏休み中に配信される事はありませんでした。以前行われたベータテストが、多くのユーザーからクソゲーだと酷評された事で、内容を大幅に作り直しているため、配信が遅れているのだと思われます。位置情報を活用したゲームの配信は、夏休みのような長期休暇がベストタイミングだったのですが、それを逃した今、ドラクエウォークの成功は極めて困難になったと言えるでしょう。

そもそも、ドラクエウォークはポケモンGOの大ヒットを受けて開発されたタイトルです(発表会で堀井雄二氏が語っていました)。ポケモンGOの配信は2016年の7月であり、もう3年以上が経過しているのですが、未だにドラクエウォークの開発に手間取っているというのは、あまりに遅すぎると感じます。

しかし、近年のスクウェア・エニックスの状況からすると、ドラクエウォークの開発がスムーズでない理由は概ね推測出来ます。ポケモンGOが配信された2016年7月以降、スクエニは多くの大作ソフトを発売してきました。

まず、2016年11月29日に発売されたファイナルファンタジー15です。日本でのFF人気は既に下火であり、FF15の売上はわずか100万本程度しかありませんが、世界全体で見れば800万本以上を販売しており、スクエニにとって今でも最大級のタイトルである事は間違いありません。ゆえにFF15の開発には、スクエニの中でも特に主力級のスタッフが数多く投入されているのです。

そして、2017年7月29日にはドラゴンクエスト11が発売されています。ドラクエ11は3DSとPS4の二機種で販売されており、実質的にソフト2本分の開発体制が作られていたため、携わったスタッフの数は桁違いです。なお3DS版とPS4版の発売後には、Switch版の11Sの開発が始まっているので、ここ数年はずっとドラクエ11を作り続けているというスタッフも少なくないでしょう。

また、オンラインゲームであるFF14およびドラクエ10は、次々と新しい遊びを追加していくため、半永久的に開発スタッフが必要です。両タイトル共にポケモンGO以前からサービスが続いているタイトルであり、これまで開発に携わっているスタッフは数多いです。

つまりこの3年間、スクエニの主力スタッフの多くは、絶対に失敗出来ないFFやドラクエの本編作品に掛かりっきりで、他のタイトルに関わる余裕がほとんど無かったのではないでしょうか。この他にも、スクエニはニーア オートマタやキングダムハーツ3などいくつもの有力タイトルを発売しており、手が空いているような人員はほぼいないはずです。ポケモンGOのヒットを見たとしても、すぐに同種のゲームを開発出来る程、スクエニの開発スタッフは多くないのでしょう。

こうした事情を踏まえると、ドラクエウォークの開発は「少人数」かつ「スクエニの主力スタッフではない人達」が中心になっていると予想されます。それならば、ポケモンGOから3年も経ってるのに未だ配信が始まっていない事や、完成度が低くてベータテストの評判が最悪、という状況も頷けます。

とはいえ、ポケモンGOの世界的なヒットを見る限り、位置情報ゲームには大きなチャンスがあります。ドラクエウォーク成功のために、今後スクエニの主力スタッフが開発に携わるようになれば、大逆転を狙える可能性もあるかもしれません。

ニュース 2019-08-4
8月21日
スクウェア・エニックス ドラクエ11S体験版配信開始
https://www.dq11.jp/s/

8月22日
コナミ ウイニングイレブンの新たなeスポーツ構想「eFootball」を発表
https://www.konami.com/wepes/2020/jp/ja/all/page/efootball2020

8月22日
ミクシィ モンストドリームカンパニーの9月5日サービス開始を発表
https://www.monst-dreamcompany.com/

8月23日
株式会社ポケモン&ディー・エヌ・エー ポケモンマスターズを8月29日より正式サービスを開始すると発表
https://twitter.com/pokemas_game/status/1164834664638373893

ドラゴンクエスト11S 体験版配信開始
9月27日に、Switchで「ドラゴンクエスト11S」が発売されます。ドラクエ11Sは、2017年に3DSとPS4で発売されたドラクエ11に多くの要素を追加したパワーアップ版です。11Sは、3DSおよびPS4での発売予定は無く、Switchでしか遊べません。その11Sの体験版が、8月21日夜からニンテンドーeショップにて配信開始されています。



筆者も早速体験版をダウンロードしてプレイしましたが、やはり最も印象的なのが、主要キャラクターに声優のボイスが付いた事です。イベントシーンなどでキャラクターが実際にしゃべる事によって、物語の臨場感は大きく増しています。ドラクエシリーズではこれまでも、8のリメイク版やヒーローズなどボイスが付いている作品もありましたが、声がキャラクターのイメージに合っていないケースもあって正直微妙に思っていたのですが、11Sはどれもマッチしていて良い感じです。中ボスなど一部の敵キャラクターも声が付いているので、戦闘は中々賑やかで面白いです。

ボイスが付いた事で、イベントシーンのテンポが悪くなっていないかと心配する人がいるかもしれませんが、キャラクターがしゃべっている間にAボタンを押せばすぐスキップして次のセリフを言うので、適度にAボタンをペチペチ押していれば待たされる時間はほとんどありません。また設定でボイスをオフにも出来るので、声が不要という人も安心です。

正直なところ、筆者はドラクエに声なんていらない派でした。しかしドラクエは8から完全3Dになり、キャラクターの頭身も上がった事で、グラフィックはよりリアル(アニメですけど)になりました。そのため、近年の作品はむしろ声が無い方が違和感があるようにも思えます。ゲーム業界で生き残っていくには、こうして時代に合わせて作風を変化させていく事も必要なのかもしれません。余談ですが、オンライン作品であるドラクエ10も、バーション5からボイスが追加される事が発表されています。

サウンド面では、シンセサイザーに加えてオーケストラが選択出来る点も良いです。PS4版はシンセサイザー限定だったので、BGMはどこか味気ない印象でしたが、オーケストラになって世界観の表現力が格段に増しました。すぎやまこういち氏の音楽はオーケストラでこそ真価を発揮すると感じます。

そして、11Sは非常に快適にプレイ出来る点も高評価です。まず、単純にロード時間がPS4と比較して短いです。マップ切り替えのロード時間もせいぜい5秒なので、待ち時間にイライラする心配はありません。

他に、戦闘アニメーションのスピードが「ふつう」「はやい」「超はやい」の3段階に変更可能になっており、超はやいの場合はかなりの時間短縮になります。3Dのドラクエはプレイヤーや仲間キャラクターもアニメーションするようになったので、戦闘のテンポが極めて悪いという問題がありました。ですがこの高速戦闘が出来るようになった事で、そうした難点はほぼ解消されました。

ちなみに、従来のドラクエでは「ガンガンいこうぜ」や「いのちだいじに」などのさくせんを設定すれば、仲間は戦闘中にAIで自動に行動させる事が出来ました。それに加え、11では主人公もさくせん設定が可能になっています。パーティメンバー全員にさくせんを指示しておけば、戦闘開始時のコマンドで一度「たたかう」を選ぶだけで、以後は戦闘終了までずっとオートで戦ってくれるのです(2ターン目以降もボタンを押す必要が無い)。主人公のさくせん設定は3DSやPS4版から可能でしたが、11Sは高速戦闘のおかげでより時間の短縮になっています。携帯機にも出来るSwitchの特性を活かして、テレビを見ながらお手軽レベル上げというのもアリかもしれません。

また、主人公がダッシュ出来るようになりました。PS4版でも馬に乗っている間はダッシュがありましたが、11Sでは通常時でも可能になっているので、町やダンジョンなど馬が使えない場所でも素早く移動出来るのです。PS4版は目的地までの移動に結構な時間が掛かりましたが、11Sではそれが大幅に改善されているのです。

このように、11SはPS4版(そしてもちろん3DS版)よりもかなり豪華かつ遊びやすくなっています。上記以外にも、漢字にルビが振られて文字が読みやすくなっている事や、仲間キャラクターが主人公の後ろを付いてきてパーティープレイ感が増した事(むしろ何故PS4版は一人だったのか…)など、良くなっている点は数多くあります。製品版では、追加シナリオなど更に内容が盛りだくさんになっているので、相当遊び応えがあると思われます。近年のスクウェア・エニックスのゲームは、完成度が不充分で評判の悪い作品が多い印象がありますが、11Sはスクエニが久々に本気で作り込んだという思いが伝わってきました。実際、ネット上の感想を見ても11S体験版は概ね好評で、ドラクエウォークとは雲泥の差です。

ところで、ドラクエ11の販売本数は、3DS版が累計約175万本、PS4版が約135万本で、合計でおよそ310万本です。家庭用ゲーム市場が大きく縮小している中で、未だに300万本以上売れるドラクエの人気はすごいの一言です。では、11Sはどれだけ売れるでしょうか。

ドラクエ11の3DS・PS4版は、2017年7月29日発売でした。Switch版の開発は、3DSやPS4版の発売前から発表されていた事なので、この間ずっと作り続けていたとすると、既に2年以上が経っています。これは最早、単なる移植や後発マルチという範疇を超えた、新作を開発するのに近い力の入れようだと思います。こうした開発の本気度を見ると、スクエニは11Sを100万本以上売ろうと考えていると推測されます。というか、おそらくそれぐらい売らないと元が取れないでしょう。

シナリオが重要なRPGというジャンルでは、後発ハードは極めて不利です。とはいえ、11Sにはそうしたマイナス面を払拭出来るだけの魅力が詰まっています。これまで11をプレイした事が無い人はもちろんの事、既に3DSやPS4で遊んだ人も満足するクオリティになっていると感じます。ドラクエはリメイク作でも100万本以上売れているわけですし、ストーリーのネタバレはそれ程デメリットでは無いかもしれません。現在Switchは好調に売れ続けており、11S発売の前週には価格が1万円安い携帯機専用のSwitch Liteも出るので、これも上手く追い風になるのではないでしょうか。100万本のハードルはかなり高いですが、それに近い数字を達成出来る可能性はありそうです。

なお、体験版はSwitchを持っている人ならば誰でも無料でダウンロード出来ます。体験版でありながら10時間ぐらい遊べる程のボリュームがありますし、セーブデータは製品版にも引き継げるので無駄になりません。11Sがどのように進化したのか興味のある方は、是非一度遊んでみる事をオススメします。

ニュース 2019-08-3
8月13日
コロプラ 「最果てのバベル」セールスランキング不正操作問題の調査結果を公表
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3668/tdnet/1744885/00.pdf

8月16日
ファミ通 2019年上半期ソフト販売本数TOP50を発表 1位は83.8万本の「キングダムハーツ3」
https://www.famitsu.com/news/201908/16181234.html

ネームバリューによる慢心
先日8月3日に「ドラゴンクエスト夏祭り2019」が行われました。夏祭りは、ドラゴンクエスト10の○周年のお祝いとして、毎年開催されているイベントです。この夏祭りの最後に、シリーズの生みの親である堀井雄二氏から「ドラクエウォーク」の進捗状況について、以下のような説明がありました。
「最終的な調整に入っている」
「夏は熱中症になるとまずいので涼しくなる頃にリリースできるかな」



この口ぶりからすると、やはり夏休み中の配信は無さそうです。以前当ブログで記述しましたが、ドラクエウォークのような位置情報ゲームを遊ぶには、夏休みのような長期休暇が最適です。実際、かつてポケモンGOは夏休みに入った直後の7月22日に配信が開始され、大ヒットを記録しました。その最大のチャンスである夏休みを逃したタイミングの配信では、盛り上がりもあまり期待できないでしょう。なお、9月27日にはSwitch版のドラクエ11S発売、10月24日にはドラクエ10のバージョン5が開始されるので、ドラクエウォークの秋配信もタイミングが被って良くない気がします。

本来、ドラクエウォークの発表が6月初旬だった事を考えると、夏の間にリリースを始める予定だったと思います。ですがベータテストの評判が散々だった事で、ゲーム内容の大幅な作り直しを余儀なくされたために、結果的に夏の配信が不可能になったのだと推測されます。ですから「夏は熱中症になるとまずい」などというのは、延期の単なる言い訳にしか聞こえません。

そもそも、最初の発表の時点でゲームが全く面白くなかった事が大きな問題です。ポケモンGOの大ヒットを見れば、位置情報ゲームには大きな可能性がある事は明白です。ならば第二のポケモンGOを目指すべく、最高のクオリティのドラクエを開発して勝負すべきだったのに、何故あんな不完全なゲームを発表をしてしまったのでしょうか…。

ところで、8月2日からはドラクエの3Dアニメ映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」も公開されています。ネタバレになるので詳細は控えますが、こちらも評判は最悪であり、レビューサイトやSNSでは軒並み低評価されています。そのダメっぷりは、かつてスクウェアの経営を傾かせた失敗映画「ファイナルファンタジー」を彷彿とさせます。ユア・ストーリーはスクウェア・エニックスが直接制作したわけではありませんが、もっとしっかり監修して感動できる作品に仕上げてもらいたかったところです。

このように、最近のドラクエはそのネームバリューに胡坐をかいて、クオリティが低い作品が多い気がします。家庭用ゲーム市場の縮小が続いている現状では、スマホや他のメディアでの展開もせざるを得ないという事情は理解できます。だからこそ、一切手抜きする事無く、多くの人に受け入れてもらえる作品を生み出していく必要があるのではないでしょうか。



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